市場概要 |
@ 開設者 笠沙町漁業協同組合 A 設 立 昭和40年8月 B 所在地 〒897-1301 鹿児島県南さつま市笠沙町片浦6510番地8 |
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市場施設 |
@ 構 造 鉄骨一部2階建(1階 793 u、2階 192 u) A 面 積 延床面積 985 u B そ の 他 冷蔵庫、仲買人控室、活魚施設、機械室、トイレ |
営業状況 |
@ 開市時刻 6:00 セリ時刻 9:30 A 登録買受人 25名 B 取扱量 1,463トン(平成21年) |
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認定取得による市場関係者の意識の変化について |
○ 衛生面(水産物の安全性等)が良くなり、漁業者、仲買、市場職員の衛生管理に対する意識が向上した。
○ 市場が衛生への取り組みをやっているので、漁業者も沖で同様の取り組みをするという認識・姿勢になっている。
○ 誰かの鮮魚の評判が落ちると、その他の商品にも影響が出る。自分が消費者の気持ちになって、消費者が何を望んでいるのかを考え対応している。
○ 衛生品質管理について、全体の底上げを考えるようになった。
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認定取得による経済効果について |
○ 将来の芽が出つつある。
すなわち、優良衛生品質管理市場の認定が、客観的評価を得ている(衛生的取り扱いに価値を見出す買い手が増えている)。 ○ 経済的効果は目に見える形ではないが、全国的な魚価安傾向の中で、生協と一次加工品の商品開発などの企画や生協会員の視察が多くあり、漁協も説明等に対応し、将来に向けた取引拡大の下地ができている。
○ 物流は仲買経由のため、仲買間や、仲買から関係者の間で衛生品質管理の評判が拡がった。
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認定取得による漁業者の評価 |
○ 魚価への反映は期待するほどではなかったが、総合的には評価を得ている。
○ 仲買人からは品薄の時に、「県内で一番高い市場」と言われることもある。
○ 高級店からの需要もある。
○ 笠沙に悪い魚を持ってくることは恥ずかしいという思いがあるかもしれない。
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認定取得による仲買業者の評価 |
○ 当初は面倒という声もあったが、今は笠沙の魚は良いという評価をいただいている。
○ 高評価の反映として、「片浦産(笠沙)」の偽ブランドが出たこともある。
○ 「良くなった」とする要因は総合的な判断であり、優良衛生品質管理市場認定は1つの要素である。
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認定取得による市場職員の評価 |
○ 以前に比べ、市場職員に製品に対する品質の安心感が高まった。
○ 特に殺菌海水の使用等で、夏場の安心感が高まった。
○ 今はこれで当然という意識になっている。
○ 「自分たちの魚は自分たちで作らなければ!」という意識がある。
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![]() 笠沙漁業協同組合入口 |
![]() 荷捌き施設と陸揚げ岸壁外観 |
![]() プラスチック製魚箱と大型魚陳列用の台(奥) |
![]() 清掃後の荷捌き施設内 |
![]() 車両消毒室 |
![]() 岸壁屋根の防鳥対策 |
![]() 岸壁に設置された足洗い槽(漁業者用) |
![]() 活魚水槽 |
![]() 荷捌き施設内から見た岸壁 |
![]() 衛生管理厳守事項の掲示 |
養殖業をはじめ定置、曳き網、刺し網、一本釣と多種な漁法が行われています。
養殖業では、ブリ、カンパチ、タイの生産量が多く、定置、曳き網で採取したサメやエイ、マグロなどの色々な魚を全国の水族館に提供もしています。
笠沙町漁業協同組合は、薩摩半島南西部吹上浜突端の風光明媚な野間半島にあります。
当市場は、少量多品種生産が特長で、魚種の多さは、日本でも有数の市場です。漁協では、消費者の皆様に安心安全な魚を供給する観点から、高度衛生管理型の市場の建設をしました。
http://www4.synapse.ne.jp/kg-kansui/gyokyo/kasasa/index.htm
笠沙町(かささちょう)は、鹿児島県川辺郡の南西にあり、2005年11月7日、加世田市・大浦町・坊津町・金峰町と合併し、南さつま市となりました。
http://www.city.minamisatsuma.lg.jp/
http://www.geocities.jp/kasasaweb/