市場概要 |
@ 開設者 太地町漁業協同組合 A 設 立 平成20年11月 B 所在地 〒649-5171 和歌山県東牟婁郡太地町大字太地3167-7 |
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市場施設 |
@ 構 造 鉄骨造平屋建 A 面 積 延床面積 2,700u B そ の 他 荷捌き施設(天井内装、防鳥設備(シャッター、ワイヤー等)、海水殺菌装置(紫外線)、スクリーン式仕切壁及び電動式シャッター、鯨類解体用プラスチック製まな板(88 畳)、高温水洗浄装置、鯨類血液排水処理(下水道)装置、活魚専用プラットホーム、電動式フォークリフト(2 台)) |
営業状況 |
@ 開市時刻 05:30(夏期05:00) セリ時刻 08:00(夏期08:00) A 登録買受人 17人 B 取扱量 351トン(令和元年度) |
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認定取得による市場関係者の意識の変化について |
○ 和歌山県で初めての認定ということもあり注目されていると実感している。
○ 鮮度が良いということで、他地域からも買付けが来るようになった。
○ 仲買業者からは、認定市場のステッカー(ラベル)を作ってほしいとの要望がでている。
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認定取得による経済効果について |
○ 世間一般的に水産物の価格が低迷する中で、衛生面への配慮が価格の下落に歯止めをかけていると思われる。
○ 販売価格の効果についてはわからないが、他市場に比べて評価は高い。
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認定取得による漁業者の評価 |
○ 漁業者が最も早く衛生品質管理に気をつけて行動を起こしていた。
○ 自らの商品にプライドを持てるようになった。
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認定取得による仲買業者の評価 |
○ 安心して品物を出荷できるようになった。
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認定取得による行政関係者の評価 |
○ 衛生に対して町長の意識が早くから高かった。
○ 地域の太地町漁協に対する評価が上がった。
○ 観光に対する良い効果を期待している。
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![]() 荷捌き施設外観 |
![]() 陸揚げの様子 |
![]() ステンレス製の選別台 |
![]() セリの様子 |
![]() 営業終了後の鮮魚売場 |
![]() 使用水区分表示とホース掛け |
![]() 清潔に使用されている鯨肉売場 |
![]() 売場仕切り用電動シャッター |
![]() 紫外線殺菌海水装置 |
![]() 衛生管理記録簿 |
ブリ、サバ、アジ、スルメ、マゴンドウ、ゴンドウ類、イルカ類、イセエビ、アワビ、トコブシ、サザエ、カツオ、イワシ類。
定置網、小型捕鯨、鯨類追込網 、海老刺網、採貝、曳き縄、棒受網、まぐろ漁業、一本釣り漁業
400年前捕鯨の町として栄えた太地町は今もクジラの町として歴史と文化を守りながら新しいクジラの町として歩んでいます。その中心となるのは今も昔も太地漁港で、太地町のほぼ真ん中に位置し、太地町漁業協同組合も港にあります。
市場は、和歌山県で最初の衛生管理型荷捌施設として、太地町が建設し平成20年12月に運用が開始されました。
http://www.cypress.ne.jp/jf-taiji/
太地町は本州の南端、紀伊半島の東側に位置し、黒潮躍る熊野灘に面し、霊場熊野の山々を後に控える自然豊かで、歴史と文化を継承する港町です。
日本人とクジラの付き合いは古く、有史の頃から文献などにしばしば現れ、その中心的な役割を果たしてきた太地町、近くには歴史的価値のある熊野古道と霊場、日本一の那智の大滝などがあります。
http://www.town.taiji.wakayama.jp/